5歳のとき、
「1年生で英検3級を取って、2年生で準2級。できたら2級も合格したい!」
と、自分で目標を立てた娘。
とはいえ、その日から英検の勉強を始めたわけではありません。
むしろ、その後しばらく何もしていませんでした(笑)。
そんな娘が小学1年生の冬。
本屋さんで英検の申し込み案内を見かけた私は、ふと思い出しました。
「あれ?そういえば、1年生のうちに3級に合格したいって言ってたよね?」
日程を確認すると、今回が小学1年生のうちに受験できる最後のチャンス。
そこで娘に聞いてみました。
「1年生のうちに3級を取りたいって言ってたよね?今回の試験を受けないと目標を達成できないけど、どうする?」
娘の答えは、
「受ける!」
ここから、約1か月半の英検3級対策が始まりました。
今回は、小学1年生の娘が英検3級を受けるまでに、実際に何をしたのか。
使った教材や勉強の進め方、苦戦したライティング、二次試験対策、そして親として感じたことまで、できるだけそのまま書いてみたいと思います。
※この記事は我が家の体験をもとに書いています。娘には幼児期から英語に触れてきた経験があり、ジュニア英検、英検5級・4級と順番に受験しています。「この方法なら小学1年生で3級に合格できる」という内容ではありません。一つの体験談として読んでいただけたら嬉しいです。
- 1 小学1年生、最後のチャンスで英検3級へ
- 2 勉強期間は約1か月半
- 3 勉強のスケジュールを立てたのは夫でした
- 4 お休みの日は、遊ぶことも大切にしたかった
- 5 「じゃあ、明日3日分やる!」
- 6 「自分で選ぶ」と「何をしてもいい」は違うと思っていました
- 7 「勉強しなさい!」とは言わなかったけれど……
- 8 一番苦戦したのは長文とライティング
- 9 ライティングは「完璧」を目指さなかった
- 10 一次試験は2回受けました
- 11 結果は、2つとも合格
- 12 次は二次試験。「面接って何?」からスタート
- 13 本番は少し緊張。でも「そんなに大変じゃなかった」
- 14 習い事をしながら、自分で決めた目標を達成した
- 15 実は私は「失敗してもいい」と思っていました
- 16 今は、わざわざ失敗を待たなくてもいいと思っています
- 17 まとめ
小学1年生、最後のチャンスで英検3級へ
娘が3級を受けたのは、2025年度最後の試験でした。
冬です。
5歳のときに自分で、
「1年生で3級を取る!」
と決めていた娘ですが、その目標に向けてずっと勉強していたわけではありません。
本屋さんで英検の申し込み案内を見つけたときに、私が思い出したくらいです(笑)。
だから、受験するかどうかも娘に確認しました。
「今回受けないと、1年生のうちに3級という目標は達成できないけど、どうする?」
それに対して娘が、
「受ける!」
と言ったので、申し込みました。
親が決めた目標ではないからこそ、受験するかどうかも最後は本人に決めてもらいました。
勉強期間は約1か月半
英検3級に向けて本格的に勉強した期間は、実質1か月半くらいだったと思います。
主に使ったのは、
「キクタン」の単語帳と過去問題集。
さらに長文対策として、インターネットから予想問題をダウンロードして使いました。
模擬テストや二次試験の流れを知るためには、スマイルゼミの英検対策も利用しました。
特別な教材をたくさん用意したわけではありません。
基本的には、
単語 → 過去問 → 苦手なところを補う
という進め方でした。
勉強のスケジュールを立てたのは夫でした
我が家では、夫婦で役割が自然と分かれていました。
勉強のスケジュールを作ったのは主人です。
試験日から逆算して、
「この日までに、ここまで終わらせる」
という全体の計画を立ててくれました。
そして私は、
単語のチェック、丸つけ、分からない問題の説明
を担当しました。
キクタンは1日ごとに取り組む範囲が分かれていたので、それを一つずつ進めていきました。
ただし、計画があるからといって、
「毎日必ずこの量をやる」
という進め方ではありませんでした。
お休みの日は、遊ぶことも大切にしたかった
娘には、学校だけでなくアイスホッケーやバイオリンなどの習い事もあります。
だから、お休みの日くらいは、
思いきり遊ぶ時間も大切にしてあげたい。
と私は思っていました。
せっかくのお休みなのに、
「英検の勉強をしなさい!」
と勉強を強制することは、できるだけしたくありませんでした。
だから我が家では、娘に選択肢を出していました。
例えば、
「遊びに行く前に英検やっちゃう?」
「それとも帰ってきてからやる?」
「今日は英検もお休みにする?」
「どれがいい?」
という感じです。
もちろん、
「今日はお休みにする!」
を選ぶ日もありました。
私は、それでもいいと思っていました。
遊びたい日は遊ぶ。
疲れている日は休む。
英検に合格することだけが、小学1年生の生活のすべてではありません。
「じゃあ、明日3日分やる!」
面白かったのは、英検をお休みすることを選んだときです。
娘は、
「じゃあ、明日3日分やる!」
と、自分で決めることがありました。
「今日はやらない代わりに、明日まとめてやる。」
本人なりに考えていたのでしょう。
もちろん小学1年生ですから、翌日になったらすっかり忘れていることもあります(笑)。
そんなときは、
「今日は3日分やるって、昨日自分で言ってたよね?」
と声をかけました。
「自分で選ぶ」と「何をしてもいい」は違うと思っていました
私は、娘にできるだけ自分で選んでもらいたいと思っています。
でも、
「自分で選ばせる=何をしてもいい」
とは考えていませんでした。
「今日は休む。」
それを選ぶのはいい。
でも、
「その代わり明日は3日分やる。」
と自分で決めたのであれば、できるだけそれはやってみる。
やるか、やらないか。
いつやるか。
まずは本人に選んでもらう。
でも、自分で決めたことについては、できるだけ最後までやってみる。
小学1年生なので、もちろん全部を本人任せにはできません。
忘れていたら親が声をかける。
分からなければ一緒に考える。
我が家では、そんな距離感で英検の勉強を進めていました。
「勉強しなさい!」とは言わなかったけれど……
私は、
「英検の勉強しなさい!」
とは言いませんでした。
ただ、主人はよく、
「英検のお勉強しなくていいの?」
と娘に声をかけていました(笑)。
自分で立てた目標とはいえ、まだ小学1年生です。
目標を立てたからといって、自分一人で毎日のスケジュールを管理して勉強できるわけではありません。
親がある程度環境を作ったり、声をかけたりすることは必要でした。
でも、
「絶対に合格しなさい。」
という雰囲気にはしたくありませんでした。
あくまでも、娘が自分で決めた目標を達成するためのお手伝い。
私たち親は、そんな立ち位置だったと思います。
一番苦戦したのは長文とライティング
3級の勉強で大変だったのが、
長文とライティングでした。
特に悩んだのは、ライティングです。
娘は英語を聞いたり話したりすることには慣れていました。
でも、英単語を読むこと自体、まだほとんどできない状態。
そこから、
「英語で書く」
となると、一気にハードルが上がります。
これはどうやって教えたらいいんだろう?
私もかなり悩みました。
ライティングは「完璧」を目指さなかった
ライティング対策では、予想問題や過去問を使いました。
何度か問題を解きながら、
「こういうことを書けばいいよ」
「ここはこういう形にすると書きやすいよ」
と、ポイントを伝えていきました。
ただ、一番気をつけたのは、
完璧を求めないこと。
でした。
小学1年生で、英単語を読むことにもまだ苦労している娘に、
「スペルも文法も全部完璧に!」
と求めてしまったら、英検どころか英語そのものが嫌になってしまうかもしれません。
それだけは避けたかった。
だから、
「もう嫌!」とならないことを最優先にしました。
間違っていてもいい。
まず書いてみる。
全部できなくてもいい。
今できる範囲でやってみる。
そんな気持ちで対策しました。
一次試験は2回受けました
実は娘、3級の一次試験を2回受けています。
学校で受ける試験と、一般の試験です。
学校では中学生たちと一緒に受験しました。
周りは自分よりずっと大きなお兄さん、お姉さんばかり。
さすがに少し緊張していたようです。
その後の一般会場での試験は、一度学校で経験していたこともあり、それほど緊張しなかったようでした。
私が一番心配していたのは、やはりライティングでした。
試験が終わって娘に最初に聞いたのも、
「ライティングどうだった?難しかった?」
ということ。
すると娘は、
「とりあえず、全部書いてきた!」
と。
その言葉を聞いて、
「書かないより、何か書いてあれば少しは点をもらえるかな?」
と思ったのを覚えています。
何より、
全部の問題に答えを書いてきた。
それだけで、
「よく頑張ったね!」
と思いました。
結果は、2つとも合格
結果は、
2回とも合格。
本人も私も、とても嬉しかったです。
心配していたライティングにも、ちゃんと点数がついていました。
それを見て、
「完璧を目指さずにやったけれど、あの対策で良かったのかもしれない。」
と思いました。
そして、別々に受けた2つの試験でどちらも合格していたので、
「とりあえず、今の娘には3級の力があるんだな。」
というくらいに受け止めました。
「小1で3級なんてすごい!」
というより、
「自分で決めた最初の目標を達成できたね。」
という気持ちの方が大きかったです。
次は二次試験。「面接って何?」からスタート
3級には二次試験があります。
小学1年生の娘にとって、英語で面接試験を受けるのはもちろん初めてです。
そこで最初に使ったのが、スマイルゼミの英検対策でした。
動画で二次試験の流れを見ることができたので、
「部屋に入って、こういうことをして、こんな質問をされるんだよ。」
という全体像をつかむのに役立ちました。
その後は、過去問題集に載っていた二次試験の問題を使って練習しました。
私が面接官役です。
過去問題集に載っていた回は、一通り全部やりました。
本番は少し緊張。でも「そんなに大変じゃなかった」
二次試験当日は、やはり少し緊張していたようです。
それでも、
スマイルゼミの動画で流れを確認し、私とも実際に面接形式で練習していたので、本人は試験後、
「そんなに大変じゃなかった。」
と言っていました。
そして二次試験も合格。
もちろん娘は喜んでいました。
私も嬉しかったです。
でも、それ以上に感じたのは、
「よく頑張ったな。」
ということでした。
習い事をしながら、自分で決めた目標を達成した
娘は英検だけをやっていたわけではありません。
学校へ行き、アイスホッケーやバイオリンも続けながらの挑戦でした。
英検のために、遊ぶ時間を全部なくしたわけでもありません。
今日はやる。
今日は遊ぶ。
今日は休んで、明日まとめてやる。
その都度、自分で選びながら進めていきました。
それでも、
5歳のときに自分で立てた、
「1年生で3級に合格する。」
という最初の目標を、本当に達成しました。
私は合格そのもの以上に、
自分で決めた目標に向かって頑張り、結果を出せたこと
が嬉しかったです。
この経験は、娘にとって一つの自信になったのではないかと思っています。
実は私は「失敗してもいい」と思っていました
ただ、この頃の私は少し違うことも考えていました。
娘はジュニア英検のBronze、Silver、Gold。
そして英検5級、4級、3級と、順調に進んできました。
もちろん、合格するのは嬉しいことです。
でも私は学校の先生に、
「早いうちに、一度くらいうまくいかない経験をしてもいいと思っているんです。」
と話したことがあります。
娘が傲慢になっていたわけではありません。
そういう心配ではありませんでした。
私が知りたかったのは、
もし一生懸命やってもうまくいかなかったとき、娘はどうするんだろう?
ということでした。
悔しくて泣くのか。
気持ちを切り替えられるのか。
もうやりたくないと思うのか。
それとも、
「次は頑張る!」
と思うのか。
うまくいかなかったとき、自分の気持ちをどう処理して、どう乗り越えていくのか。
あるいは、そのときは乗り越えられないのか。
そんな娘の姿も見てみたいと思っていました。
今は、わざわざ失敗を待たなくてもいいと思っています
でも今振り返ると、
そんなこと、親がわざわざ考えなくてもよかったな。
と思います。
これから成長していけば、思い通りにならないことなんて、きっといくらでもあります。
一生懸命やっても結果が出ないこと。
自分よりできる人に出会うこと。
選ばれないこと。
負けること。
思い通りにならないこと。
そんな経験は、こちらが用意しなくても、いつか自然にやってくるでしょう。
だから、このときはただ、
「自分で決めた目標を達成できてよかったね。」
と喜べば、それでよかったのだと思います。
まとめ
小学1年生で挑戦した英検3級。
勉強期間は、実質約1か月半。
使ったのは主に単語帳と過去問題集。
長文対策にはネットからダウンロードした予想問題を使い、模擬テストや二次試験の流れはスマイルゼミも活用しました。
主人がスケジュールを作り、私は単語チェックや丸つけ、問題の説明を担当。
ただ、毎日きっちり勉強したわけではありません。
特にお休みの日は、遊ぶことも大切にしました。
「遊ぶ前にやる?」
「帰ってきてからやる?」
「今日はお休みにする?」
選択肢を出して、娘自身に決めてもらう。
そして、自分で「明日まとめてやる」と決めたなら、そのときは親が少し手助けをして、できるだけ自分で決めたことをやってみる。
我が家はそんなスタンスでした。
特に苦戦したのは、長文とライティング。
そこで大切にしたのは、
完璧を目指すことより、英語を「もう嫌!」にしないこと。
そして一次試験、二次試験ともに合格。
5歳のときに娘自身が決めた、
「小学1年生で英検3級に合格する。」
という目標を達成することができました。
私は英検3級という資格以上に、
「自分で目標を決めて、自分で選びながら進み、その結果として目標を達成できた」
という経験を娘ができたことが、一番良かったと思っています。
そして次の目標は、5歳のときに立てた計画どおり、
小学2年生で英検準2級。
でも、3級から準2級へ進むと、私たち親子も少しずつ、
「あれ?今までとちょっと違うぞ。」
と感じるようになります。
次回は、小学2年生で英検準2級に挑戦したときの勉強と、3級との違いについて、実際の体験をそのまま書いてみたいと思います。