~44歳で母になった私の話~
20代の頃の私は、子どもがあまり得意ではありませんでした。
だから、「いつかお母さんになりたい」という気持ちも、正直ありませんでした。
さらに、お医者さんからは妊娠が難しいかもしれないと言われていました。
その頃の私は、「自分は母親にならない人生なんだろうな」と、どこかで思っていた気がします。
それでもご縁があって結婚し、44歳で娘を出産しました。
妊娠中、一番心配だったことがあります。
それは、
「私は子どもを好きになれるんだろうか。」
ということでした。
あまりにも不安で、先生にそのまま聞いたことがあります。
「子どもがあまり好きじゃないんですが、大丈夫でしょうか。」
今思えば、少し変わった質問だったかもしれません。
でも、そのくらい本気で心配していました。
実際に娘が生まれてみると、最初からドラマのような感動があったわけではありません。
少しずつ抱っこをして、
少しずつ一緒に過ごして、
少しずつ笑うようになって。
気づけば、娘は私の人生に欠かせない存在になっていました。
私は、完璧なお母さんになろうと思ったことはありません。
というより、
そうならなくてもいいと思っています。
毎日100点じゃなくてもいい。
疲れた日は少し手を抜いてもいい。
子育ては、一人で頑張るものではないと思っています。
だから、肩に力を入れ過ぎることなく、ここまでやってきました。
そんな毎日の中で、娘は少しずつ成長し、気づけば8歳になりました。
旅行へ行くのも楽しい。
一緒に英語を勉強する時間も楽しい。
アイスホッケーの応援も楽しい。
学校であった出来事を聞く時間も、
買い物へ行く時間も、
家で何気なく笑っている時間も、
全部が楽しい。
子どもが得意ではなかった20代の私には、
こんな毎日が待っているなんて、想像もできませんでした。
もし、あの頃の私に会えるなら、
きっとこう伝えます。
「大丈夫。」
「あなたが思っているより、ずっと楽しい毎日が待っているよ。」
そして今、私は心からこう思っています。
娘が生まれてから、私の人生は、とにかく楽しくなりました。